仮想設計8

断面図多くの依頼主の方がイメージを掴み易い立面図とは違い、2次元の平面図から実際の3次元へのアプローチとして断面図は、非常に重要な図面であると思う。いくら平面図が同じでも、高さが変わることで現実の建築の印象は大きく変わると考える。窓一つの高さが違っても、そこから見える(見られる)景色はいかようにも変化する。そこから見える景色をイメージしつつ断面図を描いていく。楽しい仕事です。断面図と言えば段差。ハイハイ時期の赤ちゃんの運動能力について、同じ部屋で段差のある障害物(机やソファ・スキップフロア)がある部屋に生活する赤ちゃんと、部屋に物を置いていない赤ちゃんとでは、運動能力に差がつくという。老人が座敷から立ち上がる際、段差を利用したり、靴を履く際、椅子を用意したり。建築に段を少なくする昨今ユニバーサルも意識しつつ段差も採り入れたい。

studio-moderno スタジオモデルノ

愛知県名古屋市にある一級建築士事務所です。 家を設計する体験をお手伝いします。

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